米国のさわやかな気候の中、参加者らは観光でも交流を深めた
日本企業も多数入居するインキュベーションセンター「PLUG AND PLAY」を訪問
大賞受賞者が米国研修 米国カリフォルニア州のシリコンバレーは“起業家の聖地”とも呼ばれるIT関連企業の集積地。研修には大賞受賞者ら8人が参加した。岡山大学シリコンバレーオフィスの千田一貴所長がコーディネートし、一行は起業家のスタートアップ支援組織「Plug and Play」のオフィスを訪問。同組織を活用して起業し、米国や日本で活躍中の若手起業家・戸村光さんとテレビ会談した。戸村さんが米国の大学在学中、シリコンバレーの企業と在学生のインターンマッチングサービスを起業した経緯を語り、「新たな事業を進めるためには困難は付きもの。それを乗り越えるためには目標を見据え、まい進する強い意志が必要だ」と大賞受賞者らを激励した。
岡山大学シリコンバレーオフィスの千田一貴所長の講演会
米国で活躍する戸村さんとテレビ会談。体験談などを拝聴
シリコンバレーの企業を訪問 医療機器を研究開発するトリプルリングテクノロジーズ社では多くの博士号を持った研究者がチームを組んで、商品の研究や開発に取り組む様子を視察。起業において個人の力には限界があり、チーム力を高め、関係者と信頼関係をつくることが重要だと学んだ。大賞受賞者らは「シリコンバレーには“IT産業の最前線”という機械的なイメージがあったが、活力を生み出している原動力が実は社会に対する意識の高さやコミュニケーション力、人間力だと分かった」と話していた。 また一行はサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジや街並みを巡り、カリフォルニアのワイン名産地・ナパバレーのワイナリーでワインについてのレクチャーを受けるなど観光も楽しんだ。
電気自動車の開発で名高い米企業「TESLA」を訪問
実際の製品を見て、「TESLA」の開発力の高さを実感
ナパバレーのワイナリーも視察。ランチとディナーもここで味わった
大賞の受賞者は、どのような考えで岡山イノベーションコンテストに参加したのか。
事業にかける思いなど、ひと言コメントをいただいた。
大賞受賞者の声
イノベーション部門
本格建材使い安価な小屋販売 将来性確信し積極展開植田板金店(岡山市)
植田博幸さん
国際的なスポーツ大会などに「小屋」事業で参加することが近い未来の目標。今年6月2日には、明治神宮外苑で世界的建築家とのコラボ小屋を発表する予定です。
同コンテスト参加には多くのメリットがあります。ぜひ多くの方にチャレンジしてほしいと思います。