岡山イノベーションスクール:スクール生突撃訪問・第8回目
本日は、OIS第1期生【㈱果実工房】平野幸司さんのご紹介です。
平野さんは、株式会社 果実工房を2011年に創業。代表取締役社長を務められています。
森永製菓株式会社で営業を17年経験後、地元岡山にUターン。
青果卸会社の営業などを経て、起業されました。
そんな平野さんのOIS参加、OICを通して、そして起業してからの今を教えていただきます!
株式会社 果実工房:https://kajitsukobo.co.jp/
平野さんのイノベーションスクール時の印象は、いつもスーツを素敵に着こなす紳士との印象が強くあります。
平野さんは、現在様々な場所で講演をされているので、このFacebookをご覧いただいている方も
『行ったことがある!』と言われる方が多いかと思います。
ですので、起業時のお話よりも、岡山イノベーションスクールに参加されたきっかけから、
コンテストを通して感じられたお話をお伺いしようと思います。
岡山営業所にお伺いすると、入り口から果実工房さんのコラーゲンゼリーがディスプレイされています。
(店舗デザインや陳列などは、平野さんのセンスで行われているそうです。)
そして、いつもの素敵な笑顔で出迎えてくださいました。
早速、平野さんが岡山イノベーションスクール(OIS)に参加された感想をお伺いしました。
OISがスクール生を募集していた当時、平野さんは起業されて6年目、
ちょうど会社の成長が止まるところだったそうです。
『自分たちのビジネスは伸びる』と信じているけど、売り上げが伸びない。
なので、OISの話を聞いた時、強制的に何かに集中して勉強する時間を設けれるのは
魅力的だとOISへ申し込まれたそうです。
もう一つ、魅力だったのは『全講義への参加』が必須だったこと。
それを聞いた時、平野さんの心が奮い立ったそうです。
『もともと読書が好きで、とても本を読んでいたのに、心が不安だらけになると本も読めなくなるんです。
OISに参加できれば、強制的に何かを学ぶ時間になるし、
仕事以外のことへ集中しないといけない時間ができる。そう考えて参加しました。』
OISに参加することが決まり、記念すべき第1期生になり、玉島から岡山へ2週間に1回通う日々。
しかも、OISはグループワークが主なので、講義以外にもスクール生と予定を合わせて自主ワークが必須となります。
平野さんはグループのリーダーも務められたので、自身の事業と共に、
グループメンバーとの調整からミーティング行う日々が続きました。
『正直、OISは一時も気が緩めれない時間でした。
グループワークや講義中に一瞬でも気を緩めると話についていけなくなる。
(OIS講義編の様子)
そんなOISで一番印象的な時間は?とお伺いしたところ
『テクノロジーの話』
と即答されました。
『【イノベーション】とは既存のものを発展させるのではなく、
テクノロジーを活用し全く新しいものを生み出していくこと。
「既存のものを破壊して組み立てる」そのためには、
自分の業界以外の情報にも敏感になり、知る努力がいると考えました。
今でもその影響は強く、新規事業に役立っています。』
OISの講義を通して、『真のイノベーション』に気が付き、現在、複数の新規事業へ活かされている平野さんは、
岡山イノベーションコンテスト(OIC)2017年度ファイナリストでサンマルク賞を受賞されています。
OICを通して、感じた事をお伺いしたところ
【3分で伝える難しさ】
とこれまた即答。
現在、OIC2018の1次審査中ですが2次審査は本番さながらのプレゼンテーション形式で行われます。
『2次審査の時、3分経つとなる鐘の音が恐怖でした(笑)頭が真っ白になるんですよ。』
実際に、3分でビジネスモデルを話しきるには、シンプルにかつ、要点をまとめて伝える必要性があり、
この経験以降、シンプルに伝えるには??を考えるようになったとの事。
そしてコンテスト当日の心境をお伺いしたところ
『緊張とワクワクでした。経験したことのない3分プレゼンテーションでのコンテスト、
あれが30分だったらきつかったと思います。(笑)』
平野さんの強みとは何かお伺いしました。
『サラリーマン時代から“絶対に諦めない”タイプでした。
基本的に悲観しない性格です。誠心誠意、心を込めて自分の考えを相手に伝える。
そうすると、自然と僕のファンだという人が増えていくんですよ~。
そうしてビジネスに繋がるパターンが多いです。』
自分のファン作りが上手な平野さんのこれからの夢をお伺いしました。
『「盛幸年表」を23歳の時からつけているんです。
一生をそこで決めています。ゴールを決めて逆算して計画を建てるようにしています。
今のところその通りの人生になっていますよ。
そうして作った自分の会社に生まれ変わっても就職したいと思える会社作りがしたい。それが夢です。』
現在、平野さんは障害を持つ方も、様々な仕事に従事し可能性を広げ、
プロ意識を持って仕事ができる環境作りへもチャレンジされています。
色々な人が、様々なことにチャレンジできる会社作りをしたいと強く優しい笑顔で話される平野さんは
いつも言われることがあります。
『私は、自分が多くのお金を持って何かを買いたいとか所有したいとか、その欲はないんですよ。
もし欲があるならば“できない”を“できる”に変えること。
平野だからと依頼してくれたお客様の期待に応え、喜んでもらえることが、全てのモチベーションに繋がっています。』
これからOIS,OICにチャレンジされる方、また起業される方に向けてメッセージをいただきました。
『“ご縁”をいかに大切にし、活かすかが大切だと考えています。
一つ一つの“ご縁”を大切にしている人は、ビジネスでも良い結果となると思います。
そう言った意味で、OIPはスクール、コンテストを通じて、普段では知り合えない人達との“ご縁”が結ばれる場所です。
その中でもOISに集まる人は、それだけで熱量が高い人。
定期的に連絡をとり、情報交換を行い、交流を続ける事は大切だと思います。
どこにビジネスチャンスがあるかわかりませんよ。』
“ご縁”を大切に
誠心誠意込めていつも仕事をされ、その結果、人が人を連れて来てビジネスに発展している平野さん。
現在も、様々な方との“ご縁“と信頼から、平野さんファンが生まれ、
そこから新しいビジネスが誕生され近日、また新しい展開のビジネスもお知らせできるとの事。
『農業に雇用を生み出し、農業を産業化する』から始まった平野さんの起業家人生。
現在、その他の沢山のテーマを掲げながら
『果実工房に集う仲間は自らの成長を願い仲間を助け、
それぞれの幸せな人生を追及する』
をさらに邁進されています。
平野さんが、サンマルク賞を受賞された岡山イノベーションコンテストが今年も、
岡山シンフォニーホールで開催されます。
これからの岡山を盛り上げるビジネスモデルを聴きに、ぜひご来場ください。
現在、観覧募集開始しております!!