ゴールデンゲートブリッジで集合写真
Iichiko USAにて
米国で活躍する日本企業を訪問 最初に訪れたのは焼酎を広めるために進出した「iichiko USA」。同社のゼネラルマネジャーが「米国人は食事をしながら飲酒しない」コンサルタント会社を介した商流が一般的」などと日米の文化の違いを指摘。米で焼酎の認知度を高めた要因として「食事ができる和食店ではなく(飲酒専門の)バーに売り込み、さらに〝割る〟のではなく別の酒を〝足す〟米流の飲み方を提案した」などと説明した。米国富士通研究所では「失敗」に対する日米の認識の違いを同社のエグゼクティブアドバイザーが解説。「米では何もしないことが失敗。トライ&エラーはむしろ評価される」と発想の転換を促した。
米国富士通研究所
ディスカッションも盛り上がる
テスラモーターズで最新技術を体験
世界の最先端企業を見学 日系企業の弁護士やコンサルタント業、ベンチャーキャピタルで起業家支援を行う日本人ら4人の講演では「米国人は本契約の前から自分に有利な条件をどんどん主張する。日本人は後で調整しようと思っているため、結局は押し切られてしまう」「大学も積極的に技術支援を行うなど、起業家とのつながりが強い」など、日本と違う商習慣やイノベーション支援の在り方に理解を深めていた。ほかにもIT大手の米アップル本社近くにある関連施設「アップルビジターセンター」、シリコンバレー発の電気自動車メーカー・テスラモーターズのショールームなどを見学。最先端技術に触れたり、世界をけん引してきた企業の歴史などを学んだりした。
インテル本社。ミュージアムもある。
スタンフォード大学
アメリカを代表するIT企業Googleの本社
大賞の受賞者は、シリコンバレー研修でなにを学んで来たのか。
事業にかける思いなど、ひと言コメントをいただいた。
大賞受賞者の声
グランプリ=ビジネスプラン部門一般の部出場
動作支援装置アンプラグドパワードスーツ
小川 和德さん
日本と違う発想学ぶ
「倒産」は失敗ではなく、むしろ再度起業する際の経験値として評価され、投資も得やすくなるとのこと。成功する可能性があるのに挑戦せず「機会を逃す」ことが本当の失敗。この発想を学べたことが研修の一番の収穫だと思います。日本にそのまま当てはめることは難しいかもしれませんが、挑戦する仕組みや精神を活用したいと思います。